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作品紹介

仲よしのがまくんとかえるくんを主人公にしたユーモラスな友情物語を5編収録。読みきかせにもふさわしいローベルの傑作です。小学校の教科書に採用されています。
タイトル
(原作)
訳者 出版社 発表年
(原作)
備考
ふたりはきょうも
(Days with Frog and Toad)
三木卓 文化出版局 1980
(1979)
・オランダ銀の絵筆賞
「あしたするよ」「たこ」「がたがた」「ぼうし」「ひとりきり」を収録。
・ALA Notable Children's Book Award
ふたりはいつも
(Frog and Toad All Year)
三木卓 文化出版局 1977
(1976)
「そりすべり」「そこのかどまで」「アイスクリーム」「おちば」「クリスマス・イブ」を収録。
・ALA Notable Children's Book Award
ふたりはいっしょ
(Frog and Toad Together)
三木卓 文化出版局 1972
(1971)
・ニューベリー賞オナーブック
・レビュー(ちゃいるどぶっく・あっとらんどく第9号)
「よていひょう」「はやくめをだせ」「クッキー」「こわくないやい」「がまくんのゆめ」を収録。
ふたりはともだち
(Frog and Toad Are Friends)
三木卓 文化出版局 1972
(1970)
・コールデコット賞オナーブック
・1971 年全米図書賞児童書部門ファイナリスト
「はるがきた」「おはなし」「なくしたボタン」「すいえい」「おてがみ」を収録。「おてがみ」は小学校の国語の教科書で採用されている。
上記作品の他にも飛び出す絵本などの作品も製作されています。

著者紹介


アーノルド・ローベル(Arnold Lobel 1933 - 1987)
1933 年アメリカ ロサンゼルス生まれ。病気がちで不幸な少年時代を過ごし、高校卒業後ブルックリンの「プラット・インスティテュート」に入学。ここで本のイラストレーションを学びます。ポーランド生まれのアニタ・ローベルと出会って結婚。
彼女も絵本作家で、ローベルが文、彼女が作画を担当した絵本『わたしの庭のバラの花』なども出版されています。「ふたりはともだち」でコルデコット賞次賞と全米図書賞、「ふたりはいっしょ」でニューベリー賞、「どうぶつものがたり」でコルデコット賞を受賞している20 世紀アメリカを代表する絵本作家の一人です。他に「ふくろうくん」「おはなしばんざい」(以上文化出版局刊)など。1987 年ニューヨークの病院で他界、リンカーンセンターで追悼の会が行われました。
ローベルの世界へようこそ
<おはなしの魅力>
かえる、ぶた、ふくろう、馬、ねずみ、きりぎりす…、ローベルの物語にはさまざまな動物たち主人公として登場します。ちょっと思い込みが激しかったり、とぼけていたり、心配性だったり、ボヘミアンだったり、楽天家だったり、性格もさまざま。
どんなキャラクターであっても、一つ一つのお話を読み終えるとほのぼのと温かい読後感に包まれるところは共通しています。
小学校の国語の教科書でもおなじみのがまくんとかえるくんのシリーズはどのエピソードをとってもしみじみと幸せな気持ちになりますし、馬のルシールやどろんここぶたの物語は、自分らしく生きることの大切さを改めて感じさせてくれます。「おはなしばんざい」に出てくるねずみの物語では、聞き間違いばかりしているコオロギに、ねずみと一緒にイライラしながらも「で、次はどうなるの?」とワクワクさせられもします。また、「きりぎりすくん」では主人公が旅の途中で出会う虫たちが、問題を抱えた人間を象徴しているようでハッとさせられますが、最後のきりぎりすくんの一日の終わり方に心が安らぎます。
ローベルの物語はどれもとても短くてあっと言う間に読み終えてしまえるものばかりです。けれど、短い中にも奇想天外なドラマが繰り広げられたり、一見何も起こっていないような淡々とした時間の中で深い思索がめぐっていたり、濃密なお話が凝縮されているので、子どもだけに読ませるのはもったいない!いくつになってもそばにおいて時々読み返したくなる、そんな本です。

<絵の魅力>
小学校の小学校の国語の教科書でもおなじみの「がまくんとかえるくん」シリーズはすべて緑と茶色を貴重としています。その他のローベルの本も、色味は多くありません。これはローベルの絵がもともとペンのみで描かれ、印刷の際に限られた色をのせているからです。色あざやかな子どもの本があふれる中、ローベルの本はとても地味ですが、それが逆にお話しを豊かにひきたてています。がまくんとかえるくんが身につけているしゃれた上着とズボンも、落ち着いた色がなかなかシックです。
「かえってきたさけ」「たつのおとしご」「きょうりゅうたち」は研究者が書いた文章にローベルがさし絵を担当した本ですが、細かく写実的な絵です。「ルシールはうま」「どろんここぶた」の生き生きとした躍動感あふれるかわいらしいさし絵とくらべるとまるで別人が描いたかのようです。自然を描写する確かな観察眼とテクニックは、ほかの物語でも細部までこだわった遊び心たっぷりのさし絵に発揮されています。

<たとえばこんな物語>
たくさんあるローベルの作品から、少しだけご紹介します。

「がまくんとかえるくん」
シリーズは全部で4冊。ちょっと悲観的ながまくんと、いつも前向きで明るいかえるくんの友情の物語です。心配性のかえるくんが「きみ、ひどくかおが青いよ」とがまくんの体調を気遣うと、「だってぼく、いつだって青いんだよ。ぼくかえるなんだもの」と答えるかえるくん。かえるくんのこわい話におびえたがまくんが「きみのつくりばなしかい?」と尋ねると「そうかもしれないしちがうかもしれない」ととぼけてかわすあたり、かえるくん、なかなかです。
おしゃれな服装や、それぞれが暮らす居心地のよさそうな家、豊かな自然も見所です。

「ぼくのおじさん」
両親が乗った船が嵐にあって行方不明になってしまったので、残されたおいっこをひきとったぞうのおじさん。不安で悲しい気持ちのおいっこをはげまそうと、おじさんはお話しや歌を作ったり、こっけいな格好をしてみたりと奮闘します。家に帰る電車の中でおじさんが数えていたものは…最後のページで思わず涙がこぼれるかも。

「ふくろうくん」
パジャマの上にガウンをはおり、だんろの前のふかふかの椅子にこしかけてバタつきパンとおまめのあついスープを楽しむふくろうくん。ひとりの時間をいつもぞんぶんに満喫しています。ある日はなみだでお茶をいれて飲むことを思いつき、さまざまな悲しいことを考えます。うたえなくなったうた、だれもみてくれるひとのないあさ、みじかくなってつかえないえんぴつ…。ひとりで考えてひとりでおんおん泣いていれたお茶の味はどんな感じ?

「ルシールはうま」
農家で飼われている馬のルシール。「わたしってぱっとしないうまね。どろだらけなんだもの」ある日気づいたルシールは、町でドレスや靴を買ってもらいます。お上品に着飾り貴婦人気取りのルシールですが、だんだん楽しい気持ちが消えていきます。ページごとに違う花の枠飾りも愛らしい一冊。

「どろんここぶた」
豚小屋の前の柔らかいどろんこの中にずずずーっと沈んでいくのが大好きなこぶた。でも掃除好きの奥さんが豚小屋をきれいにしてしまい、こぶたは家出を決行。どろんこを求め耳をひるがえして遁走するこぶたの後ろ姿には、なみなみならぬ決意がみなぎっています。

「とうさんおはなしして」
眠れない子ねずみたちに、父さんねずみが聞かせる楽しいお話。
ズボンつりがこわれて下着丸見えで家に帰ったおじいちゃんに対する奥さんの対応が傑作な「ズボンつり」、まさかの展開になる「だいりょこう」など、みっしりベッドに入って耳を傾ける子ねずみたちといっしょに、いつしか夢の世界に幸せに入っていけそうです。
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